9月 整体的生活  第5回 現代人に「食欲の秋」は必要なのか?

2026.09.25

福岡県みやま市瀬高町
   大牟田市健老町 にて
「二宮整体」やってます。
【月2整体指導室】です。

第5回 現代人に「食欲の秋」は必要なのか?

先に結論から言います。
野生動物であったころの人間なら、食欲の秋は身体にとって丁度よかった。
でも、
現在の人間の生活では、
「食欲の秋は、不調・病気しか生みません」
これは理解しておいた方がいい、大切なことです。
しっかり何度も読んでください(笑)。
人間の身体は、シンプルに、
「入れるエネルギー」
つまり食べる量と、
「今日使うエネルギー」
のバランスで生きています。
余ったエネルギーは、どこかで発散させないと身体が壊れてくる。
では、野生動物であったころの人間はどうだったのか?
腹が減ったら食べる。
腹がいっぱいになったら食べない。
お腹が減っていないときは、獲物が目の前を歩いていても食べない。
まあ、獲物が目の前を歩いてきたら、
「今日はお腹いっぱいだから、また今度」
なんて言っている場合ではないかもしれませんが(笑)。
そして野生動物は、食べるまでに身体をものすごく使わなければならない。
何も道具を持たない分、生活全般、身体を維持するためのエネルギーがたくさん必要です。
では、現代人はどうでしょう?
車があります。
エアコンがあります。
冷蔵庫があります。
炊飯器があります。
掃除機があります。
スマホがあります。
便利になりました。
本当に便利です。
その分、
どんどん身体を動かさなくなっています。
では、食べている量はどうか?
年々、身体を動かす量は減っている。
なのに食べ物は豊富。
エネルギーは余り放題。
でも肝心の使いどころがない。
これが現代人です。
野生動物では、食料が豊富にある時期に発情期が来るようになっているので、余ったエネルギーは子孫を残すためにも使えます。
では、人間は?
本当は発情していても、理性で抑え込みます。
でも、人肌恋しくなるのも事実ですよね。
そこで生まれたのが、
激しい秋祭り。
芸術。
スポーツ。
悩み。
激しい感情表現。
がむしゃらな社会貢献。
こういうものが、余剰エネルギーの発散方法なのです。
思春期の「青春」とは、まさに行き先のない、余りすぎた性エネルギーの発散行動だったのです。
ちなみに、あまりにも性の高まり、つまり緊張がキツくなると、人はよく寝ることと、逆に食べることによって、ゆるめていこうとするそうです。
まさに年頃の子の行動そのものですよね(笑)。
……話がだいぶ脱線しました。
戻ります(笑)。
食欲の秋は、今の現代人にとっては余剰エネルギーしか作らない。
しかも、余りすぎて使い切れなくなった分の消費を、病気になることで消費しようとしてくる。
整体の創始者、野口晴哉先生は、
「戦前の食べ物が少なかった時代は病気の数と種類が少なかったが、戦後食べ物が増えだすと病気の数と種類が一気に増えた」
と言われていたそうです。
そして、二宮先生も、
「人間の不調の原因は大きく4つで、その第1位が食べ過ぎ。不調の半分くらいは食べ過ぎが原因」
とおっしゃっていました。
では、
「なぜ自分にはピンッとこないんだろう?」
と思う方もいるでしょう。
それは、この「余剰エネルギー」の話を知らないからかもしれません。
そして、もう一つ。
年齢を重ねるごとに、代謝量や運動量は減ってきます。
私たちの身体は、それに合わせて、内臓が弱ったり、歯が抜けたりして、自然に食べられなくなっていくように出来ているんだと思います。
身体は自然に完全です。
食べることによって身体を壊すことがある。
でも、頭でっかちになって、食べる楽しみまで全部なくしてしまうのも違う。
大切なのは、
「今年の食欲の秋と、どう付き合うか」
なんです。
次回、最後に秋の過ごし方をまとめます。
冷え。
汗の内攻。
水分不足。
食べ過ぎ。
そして腎臓。
このあたりをまとめて、爽やかな秋を過ごしましょう。

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